-----  ファム・ファタールと羊の夢@あとがき




 お久しぶりです。またまたご無沙汰しておりました。
 なんとか年内に新作をお届けすることが出来ました!!


 今回のお話はがっつりとシリアスタッチです。でもって、俗に言う「ハッピーエンド」ではありませんが、それが目論見でもありました。といいますか、挑戦?(笑)
 悲恋かもしれませんが、彼に絶望とかそういうのはありません。だから「アンハッピーエンド」ではないと思ってます。とはいえ、感じる物は人それぞれでしょうから「コノヤロー!」と読み終わって憤慨なさる方もいるかもしれませんね。
 それはそれで仕方のないことですけど、出来ればその憤慨を綴った感想も今後の参考のためにお聞かせ願いたいなと浅ましいことを考えている作者でございます。


 実は、この話は大学のゼミでシナリオとして書いたものの焼き直しです。元は二人の間に恋愛感情のようなものは全く無くて、彼女は彼の言葉によってコンピューターが暴走して死んでしまうしまうという終わりでした。
 短編くらいの長さでそのままいってしまおうかと思ったのですが、色気も何も無しだし、これぞブーイングが来るだろうってくらい非道だったのでそれを回避すべく、いろいろ肉付けしていったら、案の定長くなってしまいましたね(笑)


 タイトルからぴんとくる方がいるかもしれませんが「ブレード・ランナー」を意識してたりします。それから「最終兵器彼女」もちらっと。隠れ家の街並みは「パトレイバー 劇場版」に出てくるようなものを頭に思い描きながら書いたり。難しい部分も多々ありましたが、書いていて楽しかったです。
 多分ずっとずっと未来には、こういうロボットがたくさん生まれている世界だろうなと思ってます(その用途はともかくとして)そして、REAを始め、この話の世界ではロボットが感情をもつことは「あり得ない」という見解ですが、私はいつか感情を持つロボットが出てきたら面白いだろうなと思ってます。
 そういえば、この話を書く前に「A.I.」を見ておこうと思ったのに、見事に忘れてました(笑)「アンドリュー NDR114」は見たことありますが、ロボットゆえの苦しみみたいな、そんなほの哀しさを漂わせつつもステキなラストだったような…。って、本を読め、自分。


 次回は、嘘つきシリーズに取り掛かりたいと思ってます。こちらも随分とお待たせしてますね。


 ☆Special Thanks!! あなた達のおかげでこうして出来上がりました。感謝感激です。
     えれんたーる抹茶さん、IRONEAGLEさん、なおさん



                          2003年12月28日 木坂むつ


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