----- クロースリィ


    あとがき



 みなさまこんにちは。 木坂むつです。

 2003年第一発目は、スペシャルリンク作品(爆)です。
 一通り私の作品を読んで下さっている方からしてみれば、とうとうやっちまったか、て感じなのですが。一同総出演というか、なんなんでしょうね、ほんとに。節操がないったらありゃしません(笑)
 この話はフォーカス、サテライトに続くつもりで考えていて、だけどいい加減しつこいかしら? と頭の引き出しにしまい込んでいたものの、ずっとしこりのように残っていたのでした。

 本当は秋良視点で書くつもりはなくて、かといって龍司の視点でもなく、純の視点でもなく、実は多佳子の視点を目論んでいました。「昔のオトコ」と題して。でもうまく話がまとまってくれなくて、現在の秋良視点を絡めて書き始めたのですが、やっぱり修羅場部分(?)のトイレで何が起こったか、というのは現場に居合わせない限り分からないわけでして。
 この辺が一人称の難しいところだなあと痛感しています。だったら三人称にすればいいんですけど、この人たちは三人称では書きたくないのです。腹の中さらけ出してなんぼの人たちだと思っているので。
 というわけで結果的にはあんな感じになったのですが、欲を言えばもう少しどろっとさせたかったです(笑)

 なんだかんだ言って、この人たちが好きなんだなぁと書き上がって推敲しながらしみじみ思いました。自分で作り出したキャラに対してこういう風に思うのも変な話なのですが。なんだか身内のような気分ですね。
 ポジション的にはこの人達のおばあちゃんで(名前もババくさいしネ)と言うことは椿は孫か? ま、そんなところだろうなぁ…。

 タイトルは「閉じる」のではなく、「近付く」ですね。いろんな意味で親密に(笑)


 ではまた次の作品で。

2003年1月28日 木坂むつ


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